こんにちは、SC-CC代表の上田です。
先日、ららぽーと富士見に行ってきました。
ららぽーと富士見は、
今年4月に埼玉県富士見市にオープンした三井不動産系のショッピングセンターです。
関東では6つめのららぽーとになります。
今年は関東で立川、海老名でもららぽーとがオープンするので、
その先頭を切った形でのオープンですね。
店舗面積は約8万㎡と、ららぽーとの中では東京ベイ、横浜に次ぐ大きさとなっています。
テナントの特徴として、
今をときめくチームラボのデジタルアトラクションが楽しめるチームラボアイランドがあったり、
屋外に自分で運転ができるセガソニック鉄道があったりと、
嗜好を凝らした体験型テナントが配置されています。
また、アメリカで人気のポップコーンが原宿店に次いで全国で2番目にオープンしたと
各種メディアでも取り上げられていたドックポップコーンもありました。
ただ、私が訪問した際は、特に列もできていない状態でした。
平日のお昼頃に訪問したのですが、
館内にはそれなりに人はいましたが、
オープン直後のバーゲン時期としてはやや物足りない感じもしました。
特徴的なテナントもありますが、
大半のテナントは、いわゆるSCにリーシングされるテナントが配置されており、
特に目新しさは感じません。
SCも成熟期に入り、新規オープンによる新しさや感動は薄れつつあるあるのでしょうか。
であるならば、ますます販売促進の力が重要になってきます。
その販促ですが、
訪問時はバーゲン時期とだったこともあり、目立った活動は見受けられませんでしたが、
「もっとママに優しいららぽーと」とママ向けの施設であることをかなり強調していたのが特徴でした。
郊外型SCの場合、20代後半から30代前半のヤングファミリーが顧客層の中心となるので、
ママ向けをアピールすること自体は不思議ではないのですが、
「Lala mam(ららまむ)」という館内配布チラシなども制作しており、
ママに対して積極的にアピールしていることがわかります。
しかし、その特徴がクッキリと伝わっているようにも見えないのは、
ららぽーとの販促がチェーンストア化して画一的になってきていることが影響しているのかもしれません。
ショッピングセンターも成熟期に入りつつあり、
テナント構成面やハード面での差別化が難しくなる傾向がみられるので、
今一度個々のSCごとの魅力に磨きをかけるための販売促進展開が必要なのではないでしょうか。
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