こんにちは、SC-CC代表の上田です。
先日、イオンモール船橋に行ってきました。
イオンモール船橋は、
東武野田線(現アーバンパークライン)新船橋駅の真横に
2012年4月に開業したショッピングセンターです。
イオンが「シニアシフト」という戦略を打ち出したころに開業して
シニア向けの店舗・サービスを配したSCとしてアピールされていました。
開業直後に訪れた時に、エスカレーターのスピードがシニア対応になっており、
すごく遅くてビックリした印象があります。
テナント構成の特徴は、
シニアシフトの具現化として
ドクターランドという様々な医療機関の診療所を設けていることや
銀行、保険、証券などライフプランに関するサービスを提供すR
暮らしのマネープラザという一角を設けていること。
イオンモール船橋後にできたイオンモール新幕張やイオンモール春日部などには設置されていますが、
ここが一番始めではないでしょうか。
また、新船橋だけではないですが
イオンのSCには、イオンバイクやイオンペットなど系列の専門店が入っていることも特徴です。
GMSから専門店へという世の中の流れを、どう掴むかといったことを考えた結果の策でしょう。
でも、イオンモール新船橋は
まだまだSC全体に占めるGMS部分の割合が大きく、
ショッピングセンターとしては少し物足りない感じもします。
販促は、
イオンモールの場合はGMS的な本部主導型となっていると思われ、
単館ごとの地域商圏で最適化するための施策が少ないように感じます。
本部主導だと費用面での効率化を図ることはできますが、
どうしても金太郎飴的で、GMS的な販促になりがちです。
地方の場合は競合が少なくて
イオンモールが独占的地位を占めているケースが多くあり、
GMS的な販売促進戦略でも上手くいくのかもしれませんが、
イオンモール船橋の場合は、SC乱立エリア千葉県西部に位置しているため、
商圏内住民の心を掴み、どれだけ愛されて、競合より秀でるかが重要となります。
そのためには、効果と効率を両立がポイントとなるので、
館と本部の販促バランスをもう少し変えてみるのも手かもしれませんね。
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