こんにちは、SC-CC代表の上田です。
先日、2019年11月1日にオープンした渋谷スクランブルスクエアに行ってきました。
渋谷スクランブルスクエアは、
現在進んでいる渋谷の再開発の一つで、
以前は東急東横線や東急百貨店東横店東館があった跡地に建てられた、東急肝いりの高層ビルです。
渋谷で一番高い高層ビルとなり、屋上には渋谷を見渡せる展望施設もできています。
ビルのB2Fから14Fまでが商業施設となっていますね。
東急百貨店の跡地に建ったビルにある商業施設ですが、形態は百貨店ではなくショッピングセンターとなっています。
SHIPS、ユナイテッドアローズ、ジャーナルスタンダードなど駅ビル系のSCに入っているテナントや、東急ハンズ、フランフラン、スターバックスなどSC御用達のテナントが入っていますね。
とはいえ、渋谷の一等地にあるSCなので、ヴァレンティノ、GIVENCHYなどブランド店も入っています。
東急が運営する食物販フロアやコスメフロアもありますが、
面白いと思った特徴としては、5Fのファッション雑貨系のフロアに、+QGOODSという東急百貨店がプロデュースするスペースが存在することです。
フロアの真ん中に+QGOODSがあり、それを取り囲むように、各種ファッション雑貨テナントが配置されています。
一般的ににショッピングセンターの各テナントは自社のブランドコンセプトに沿って品ぞろえをしていますが、
そのようなテナントがいくつも入店しても、帯に短し襷に長し状態で、MD構成がかゆいところに手が届かない感じになってしまうことがあります。
しかし、+QGOODSは、それを補完して、フロアとしての充実度を高めることができる可能性があります。
そのようなことを意識して+QGOODSが配置されたかどうかは不明ですが、
今後のSCはディベロッパーが+QGOODSのようなコーナーを作り出し、
総体としてのショッピングセンターの魅力を高める努力をしないと、ECに勝てないのかもしれません。
販促は、
渋谷スクランブルスクエア専用のアプリを開発していることでしょうか。
単独の商業施設でアプリを立ち上げ、お得情報やクーポン情報の発信はもちろん、
アプリ決済機能もあります。
まだまだ再開発が進む渋谷に誕生した渋谷スクランブルスクエアも、
2028年に西棟と中央棟ができてさらに大きくなるそうですので、今後どのように発展していくかがさらに楽しみですね。
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