SC探訪、ららぽーと海老名



こんにちは、SC-CC代表の上田です。

先日、ららぽーと海老名行ってきました。

20151214

 

ららぽーと海老名は、

2015年10月29日にオープンしたばかりのショッピングセンターです。

神奈川県の県央部にある海老名市の海老名駅は、

小田急、相鉄、JRと3線が乗り入れるターミナル駅です。

その海老名駅と直結する駅前立地に誕生したのがららぽーと海老名。

柏の葉、新三郷など駅前立地のららぽーとは幾つかありますが、

いずれもターミナル駅ではないので、

ららぽーととしては珍しい立地となります。

 

プレスリリースによると、

ららぽーと海老名の施設コンセプトは「Feel Urban , Feel Community」だそうです。

駅から歩く歩道でつながっている2階入り口から館内へ入ると、

「ネスプレッソ ブティック」というネスレのコンセプトショップが配置されています。

1階の食物販が、なかなか充実していますね。

ららぽーと系列のSCは、スーパー+軽飲食系といった内容で、

今まであまり食物販を充実させない傾向にありましたが、

海老名では、惣菜系のテナントも複数入っており、にぎわいをみせています。

また、海老名周辺は、ヤングファミリーが多く、小さな子供の人口比率が高いエリアなので、

キッズテナントも充実しています。

 

施設の特徴としては、

3階と4階の中央部に、

それぞれ「EBICEN  coasis」「EBICEN flatto」というスペースを設けていることです。

3階の「EBICEN  coasis」は、親子のコミュニティスペースとして、

真ん中に遊び場を配し、その周りに親子連れで楽しめる飲食店や子供向けジムなどがあります。

4階の「EBICEN flatto」はBOWLというテナントが中心となって、

カフェ+カルチャーのライフスタイル提案スペースとなっています。

きっちり区分けされたテナントではなく、

来館者の交流を生み出すようなスペースを設けているのは、いいですね。

 

また、

EPARKと連携して

館内のタッチパネルで飲食店の順番待ちを予約でき、

順番待ちの券を発券できるシステムを導入していました。

個店が個店のシステムでアプリなどを使って順番待ちの予約をできるシステムはいろいろ存在しますが、

館として順番待ちのシステムを導入しているのは、便利でいいですね。

館内で過ごす時間を有効に使ってもらうことで

1来館あたりの客単価増加にもつながりますから。

 

販促の特徴としては、

「EBICEN  coasis」「EBICEN flatto」で、

それぞれ「コドモゼミ」「大人ゼミ」とネーミングをつけて、

ワークショップや講座など参加型のミニイベントを毎週頻度良く実施していることがあげられます。

 

新しくオープンしたショッピングセンターですが、

びっくりするような新たな発見や驚きはありません。

それもSCが成熟期へ向かっているため仕方がないことなのでしょうか。

とはいえ、きめ細やかなイベントを実施しているなど、

手堅く魅力を構築しているららぽーと海老名。

これからのさらなる飛躍に期待ですね。

 

 

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