こんにちは、SC-CC代表の上田です。
先日、グランツリー武蔵小杉に行ってきました。
グランツリー武蔵小杉は、
2014年11月22日にオープンしたばかりのショッピングセンターです。
オープンから5日後に訪問しましたが、
平日なのにオープン効果ですごい人混みです。
武蔵小杉は近年タワーマンションが続々と立ち、
住みたい街ランキングでも上位に急上昇したエリアです。
人口の急激な増加に比べて
武蔵小杉駅周辺には1万㎡前後の施設があるだけで
大型のショッピングセンターはありませんでした。
そこに登場したグランツリーは、
可処分所得が高い武蔵小杉のタワーマンション住民を意識した
テナント構成になっています。
ファッションテナントでは都心駅ビルなどへの出店が中心となっている
ビームスやバナナリパブリックなどがリーシングされています。
セブン&アイのショッピングセンターなので
核テナントにイトーヨーカドーが入っていますが、
グランツリーの特徴的なポイントとして
イトーヨーカドーの存在感を全く消していることが挙げられます。
マップには書いてあるものの、
イトーヨーカドーというロゴは店舗内にはなく、
1階の食品売場は「グランツリーマルシェ」、
3階の日用品売場は「ホーム&ワークス」と
ロゴマークの代わりに掲出されています。
作りも専門店との一体感を重視しているようで、
専門店の動線からシームレスに誘導するような作りになっています。
4階にはキッズテナントやフードコートがありますが、
スマイルスクエアと名付けられた
子供が遊べる広場が設置されており、
テナントとの相乗効果を高めています。
屋上には庭園があります。
コンセプト優先で申し訳程度に設けられたものではなく、
かなり広めの庭園となっており、
子供が遊べる遊具も設置されているため
小さな子供がいるファミリーに魅力的な空間となっています。
1階の入口を入ってすぐの吹き抜けスペースでは、
3階の天井から水が落ちてくる仕掛けがなされており、
水と光の演出で来場者を常時楽しませています。
販促としては、
フェイスブック、ツイッターといったSNSはもちろん、
開業時からスマホアプリを用意し、
情報発信をしていくようです。
また、
開業時の目玉販促として
地域住民を巻き込んだモニュメント作成が行われていました。
地域住民を巻き込む展開は
現在のトレンドのため珍しいものではありませんが、
4万羽の緑の折鶴をみんなで作り、
それを高さ8メートルの木の幹に飾りつけ、
青々とした樹木のモニュメントを作り上げており、
なかなか素敵な展開でした。
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